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第一期由布院空想の森美術館の15年と
由布院アート1970年代~90年代のこと
[町づくりと美術館]

2018年5月、16年の空白期を経て再開した「第二期由布院空想の森美術館」を機会として、初期の由布院アートと「第一期由布院空想の森美術館」のことを知りたい、というリクエストが、これまでに数多く寄せられています。そこで、高見乾司が、1970年代から始まった由布院アートのことを掘り起こしながら、書き進んでゆくこととしました。年代の古い順からページ下の方に掲載しますので、<一>から読み進むと流れがわかる構成となります。なお、このページは(何かにつけて湯布院のことを振り返るのは潔くないのではないか・・・)という思いから、なかなか筆が進まずにいましたが、下記三篇に記したように、2011年「平成の桃源郷/西米良村おがわ作小屋村エコミュージアム」の事業の一環として開催された「九州アートネットワーク車座会議」を機縁として「美術館と街づくり」が掘り起こされました。それが、はからずも「尾崎正教とわくたし美術館」の項を受ける形となったのです。由布院空想の森美術館の閉館・尾崎正教氏の死去などから10年を経て、アートが地域再生の重要な手法として認知され、定着したという感慨があります。今後の展開も含め、順不同で記録してゆくこととしましょう。
*なお、本文の多くは「帰る旅―空想の森へ」(花乱社/2018)に収録されています。





